ロボコンを目指す上で、競技を通じて「より早く、より賢く、より効果的に」を目指して改善をしようとする姿勢はとても重要です。
そんな基本的な姿勢を養うために、小学生のメンバーが初めて参加をする場合にはバトルロボットを使用したロボティクスプログラミングを行ないます。
e-Sportsの大会なども開かれるロボットで、タブレットやスマートフォンなどで操作をし、実際に弾が出る訳ではありませんが、撃ち合いを行なって競技を行ないます。単純ではありますが、障害物やアイテムなどを活用したり、パートナーとの連携を上手に行なわないとなかなか勝てないなど、意外に奥が深いものです。
操作する画面はこんな感じです。
端末の画面に機体のカメラからの映像が映るので、それを見ながら操作をすると、実際に操縦をしているような臨場感があります。
ただ、私たちは、上記のような競技で楽しむだけでなく、ロボコンで活躍できる人材の育成という観点で、このロボットはこのようにバトルを行なうだけではなく、プログラミングの教材としても使用します。
タブレットでロボットの動きをプログラミングする画面はこんな感じです。
Scratchのようなイメージでブロックを組み合わせて、操作や当たり判定、センサーの検出などの条件を設定し、ジョイスティックを前に倒すとどれくらい前進し、ボタンを押したらどんな動きをするか、だけではなく、撃たれたらダメージをどれくらいにするかなど、細かい設定までプログラムすることができます。
こうしたプログラミングを活用して、宝探しやレスキューなどの競技を実施することも可能で、レギュレーションに合わせてどのようなプログラムを作れば良いかを考えて様々な競技にチャレンジする経験を積ませることができます。
ですので、基本的には、
①その日の競技のレギュレーションの説明
②メンバー分け
③話し合いとプログラミング+試行実験
④プログラミングの検査
(レギュレーション違反がないか確認)
⑤競技
という流れで進行します。
日曜日 10:30~11:30(月2回程度)
対象:小学生、中学生
→現在は各回4名まで
豊洲文化センターの8階研修室にて開催します。